トルコのマーブリング EBRU・エブルアート エブル教室 新宿トルコ文化センター


by ebrujapan

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弟子入り

トルコの伝統芸術を習う場合、いくつかの方法があります。
ひとつは日本で習う事
もうひとつは本場のトルコで習う事です。

トルコで習いたい場合、大きな都市ですと
地区ごとに市民センターのような文化センターがあります。
そこには色々な文化的なものが格安で習う事が出来ます。
たとえばエブルや、イーネオヤ、アラビア語書道、料理教室など
あらゆるジャンルの講習を受ける事が出来ます。

しかしエブルなどの伝統芸術は、文化センターのようなところだと
本格的に習う事は難しくなります。
プラスアルファを求める場合、やはり一人の先生に弟子入りする事になります。

また、伝統芸術の場合
「どの師匠の弟子になったか」 が結構重要になっていきます。

トルコには資料が残っていて確認できる一番古いエブル作家が数人しかいません。
ですので、元をたどっていくとどちらかの作家さんに行き当たります。
自分の先生を見ていくと、
A師匠についたB弟子、B弟子から教わったC弟子・・・・と続いていくのが分かります。
伝統芸術には見えない師弟制度があるようでした。

また、師匠が違っていくと画風もやり方もどんどん変わっていくのですが
師匠の師匠をたどっていくと、どこでどんな風に画風が変わったかなど
色々な発見もできて面白いです。


ですので、エブルを習う場合
「D先生にも教わったし、暇があるのでK先生の教室にも通いましょう。」
という事は、D先生の許可がない限り難しくなります。
また、K先生も 「D先生の委任状をもらってきてくださいね。」となります。

実際私もユルマズ先生に教わっているときに、
他の先生にも習いに行こうかと思い、ある先生のお教室を見学しましたが
生徒さん達の画風も違えば、やり方も違いショックを受けました。
また、先生からも
「ユルマズ先生はエブルの世界では有名ですので
 先生の許し無しで、あなたを受け入れるのは難しい。」
と断られました。

その時に、伝統芸術の世界は厳しいのだなあと実感いたしました。

エブルと同様にアラビア語書道などもそのような傾向があります。
「アラビア語書道を習っています。」と言うと、必ず「先生は誰?」
という会話から始まります。

伝統芸術の世界は本当に奥が深いです。

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by ebrujapan | 2009-01-30 01:49 | 自己紹介

師匠

私の習った先生はYılmaz Eneş先生です。

ユルマズ先生はイスタンブールの旧市街にある、
キュチュックアヤソフィアというところに
アトリエ兼教室を開いています。

ユルマズ先生はトルコのエブル作家の中でも有名な方で
トルコでのエブルコンクールでも賞をとられた事もあり
また、先生の生徒さんたちも沢山賞を受賞されています。

別名「ギュルババ(バラの父)」とも呼ばれ、
先生の描くバラのエブルは本当にすばらしいものです。

先生はエブルの中でも古典エブルを専門とし
数々のテレビ番組や取材を受けられています。
アトリエにはいつも弟子入り希望の方が来ていました。

私もトルコでエブルを習おうと探しているときに
ユルマズ先生の作品に出会いました。
他の作家さんとは違う色使いと作風で、すぐに弟子入りを希望しました。
先生の色使い、作風は日本の日本画にも共通するものがあり
日本の方にも受けいられるのではないかと思っています。

とてもジョーク好きな面白い先生で
誰よりもこよなくエブルを愛する先生でした。



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by ebrujapan | 2009-01-02 02:12 | 自己紹介